NBI(Narrow Band Imaging)と大腸拡大内視鏡とは?

NBI(Narrow Band Imaging)と
大腸拡大内視鏡とは?

従来の内視鏡とは異なり特殊光を使用し、これまでの通常光では見えなかった良性腫瘍(腺腫)や悪性腫瘍(癌)の表面に観察される
毛細血管(微細血管構築所見:vessel pattern)や微細な粘膜模様(表面微細構造所見:surface pattern)などを
強調して描出すことができます。これにより ポリープの質的診断(非腫瘍性ポリープか腫瘍性ポリープかの鑑別)を
行うことが可能となるため、内視鏡検査・診断をスムーズかつより詳細に行えます。
さらに80倍から100倍の高解像度の拡大画像にて確認できる拡大内視鏡を用いて、病変のvessel patternやsurface
atternをより詳細に観察することで、将来、癌になる可能性のある腫瘍性病変で内視鏡切除の適応となるかの質的診断を
確信をもって診断が可能となります。
このようにNBIと拡大内視鏡を組み合わせることで、微小ながんの早期発見や的確な質的診断・異型度診断や
それに加えて量的(深達度)診断が可能(内視鏡切除で完治となる初期の早期大腸がん(粘膜内の癌・粘膜下層に軽度浸潤した癌(粘膜下層への垂直浸潤距離が1000μm未満の癌)か、進行がんに準じた外科的手術が必要となる
早期大腸がん(粘膜下層に高度浸潤した癌(粘膜下層への垂直浸潤距離が1000μm以深の癌)かの鑑別診断が可能となります。
特に大腸の平坦・陥凹型病変の発見と量的(深達度)診断に有効であり、
的確な内視鏡診断から適切な治療方針が導けるので、不要な切除などを減らすことができます。
上記のNBI拡大診断に追加して色素拡大内視鏡(クリスタルバイオレット染色下)で
腫瘍やがんの表面に描出される模様(pit pattern)を
詳細に観察することで外科的手術が必要となる小さな(10mm未満)早期癌もより的確に診断が可能となります。

大きさ9mmの平坦・陥凹型の病変です。
早期大腸がん・粘膜下層高度浸潤癌と診断し外科的手術を選択。

  • 【通常光観察】
  • 【インジゴカルミン散布の色素弱拡大観察】
  • 【NBI強拡大観察】

    JNET分類type3

  • 【クリスタルバイオレット染色下の色素強拡大観察】

    VI高度不整pitpattern

    VI高度不整pit patternの領域内に
    IM pit pattern(Irregular micro pit pattern:
    院長が命名したpit pattern)が観察され、
    中分化管状腺癌からなる粘膜下層に高度に
    浸潤した癌を確信し得た。

病理組織診断は中分化管状腺癌からなる粘膜下層に1275μm浸潤した高度浸潤癌であった。
以上より、大きさ9mmの小さな病変でしたが、
的確な拡大内視鏡診断により適切な治療方針が選択できた
病変でした。

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